憐哀 - レンアイ

SID( シド ) 憐哀 - レンアイ歌詞
1.紫陽花

作詞:マオ
作曲:しんぢ

残り香だけたよりに 過ぎし日想えば
僕は弱く 枯れるまで只泣きました

帰る場所は違うけど 傘は一つしかなくて
僕は濡れたくないから さよならしました

紫陽花の花が咲くこの道の 角を曲がったら 君の部屋まで
僅かな距離 距離が今は遠く

少し伸びた 睫毛にかかる前髪も かきあげる手 爪を彩る紫も

僕の知らない君を 一つ見つける度に
一年という月日を 只、悔やみました

再会の朝に見たそれぞれの 暮らし 背負うもの 上手く笑えない
僕は僕と 後悔の渦へ

「またね。」と手を振って振り返る 薬指には 日焼けの痕
優しい嘘は 最初で 最後の

紫陽花の花が咲くこの道の 角を曲がったら 君の部屋まで
僅かな距離 距離が今は遠く


只可信賴餘下的香氣 每日想著過去
我是弱者 在枯萎之前只能哭泣

回到與之前相違的地方
那裡只需要一把雨傘
既然我不想全身濕透
那就再見吧

這條紫陽花盛開的道路
繞個彎 就到了你的房子
短短的距離 現在已經拉遠了

這延長了一陣子 睫毛碰到了前髮
書寫和舉起的手 指甲都染成紫色的

我不認識的你
不論何時一但遇上
一年中的月和日
只有後悔

在再會的早上看到各自的 生命
背負著什麼 不付之一笑的技巧
我是我與 後悔的漩渦

'而且'和正在的揮動手回來
在無名指上 被曬傷的痕跡
優美的謊言 最初 最後的

這條紫陽花盛開的道路
繞個彎 就到了你的房子
短短的距離 現在已經拉遠了


2.隣人

作詞:マオ
作曲:御恵明希

自主規制は成らず 薄い壁の向こう側デッサン
冷蔵庫に冷やした寒天より
喉が欲したのは アレじゃなくて 営みランデブー
今朝未明に 消せない跡に成る

こんなにも愁色 悟られる事なかれと
右手首 背広では匿えず

吐息と首筋でお遊戯事 モルヒネシガレット
流し込んで残さず飲み干せば
狂。僕ごときは拡声器さ 秒刻み歪む
親を寝てる間に叩くように ほら

ぼんやりと浮かべた 満月よ一度だけさ
見逃して これからがいいところ

拝啓、そちらを好む者です
どうか扉を開けてみてはくれませんか
追伸、怪しい者では在りません
只の隣人です 隣人です 鍵穴からこぼれた 病的スマイル

こんなにも愁色 悟られる事なかれと
右手首 背広では匿えず

ぼんやりと浮かべた 満月よ 一度だけさ
見逃して これからがいいところ

拝啓、そちらを好む者です
どうか扉を開けてみては くれませんか
追伸、怪しい者では在りません
只の隣人です 隣人です 鍵穴から

拝啓、そちらを好む者です
どうか扉を 開けてみては くれませんか
追伸、怪しい者では在りません
只の隣人です 隣人です 鍵穴からこぼれた 病的スマイル


3.私は雨

作詞:マオ
作曲:しんぢ

ねぇ 四葉を探す子供みたいに似た人を眼で追う
居る筈もないのに バカね 天神の街は今日も廻る
私一人 居なくても 誰にも気付かれず 嗚呼

雨のち晴れのち 曇りのち雨 天気予報は今日もはずれた
最後になるけど どうもありがとう 言えなかった言葉だけ

ねぇ 一人訪れた 百道浜の風が心地よくて
私は雨模様 ほろり こぼれた思い出達 集めて
波に まかせてみる 一つも流れない 嗚呼

雨のち晴れのち 曇りのち雨 天気予報は今日もはずれた
最後になるけど どうもありがとう言えなかった言葉だけ
残して 私 もう 行きます

忘れられない 忘れられない そんな人だから
呑めないお酒 今日は酔えない だから お願い バーボン下さい
捨てネコみたい 捨てネコみたい 帰る場所なんてないの
朝が来たら 迎えに来てね そばに置いてくれるだけでいいの

それだけでいいの

雨のち晴れのち 曇りのち雨 天気予報は今日もはずれた
最後になるけど どうもありがとう 言えなかった言葉だけ
残して 私 もう 逝きます

忘れられない 忘れられない そんな人だから
呑めないお酒 今日は酔えない だからお願いバーボンおかわり
捨てネコみたい 捨てネコみたい 帰る場所なんてないの
朝が来たら 迎えに来てね そばに置いてくれるだけでいいの

それだけでいいの それだけでいいの


4.バーチャル晩餐会

作詞:マオ
作曲:しんぢ

ぴったりとくっついた 情に流されて
早三ヶ月目の今日迎えた訳で
がっつり系の君じゃ しっくりこないけれど
他にあてもなく ダラダラ
ゆっくりと済ませた 食事の後 寧ろ
きっちり割勘が理想な訳で
体育会系の君に 借りを作れる程 頭悪い子じゃない

狂いだした 今 歯車 歯車 必然に
その笑顔の裏側 もよおした 午後は予定有

もうさよならさ グッドバイお元気で 生憎紹介制有りません
どう? 快適な僕と違って かゆい所は他に有りませんか?

そっくりな人なら そこら中に居るけど
金の成る木は寿命短いらしいね
釣った魚に餌 あげない君だから
ついさっき通った道も グルグル

あれは確か そう 涙の 涙の 晩餐会
一重まぶたの君は 濁った瞳を潤ませて

もうさよならさ グッドバイお元気で 生憎紹介制有りません
どう? 快適な僕と違って かゆい所は他に有りませんか?


5.青

作詞:マオ
作曲:御恵明希

行き交う人で賑わう 親不孝通りは 初夏の風
短い夏を知らせた 眩しくて 怖くて 目を伏せた

最初からわかっていたけど 今頃 大粒の 痛い雨

守り通した嘘なら 本当は静かに 閉じておこう
手を振る彼に重ねた ひび割れた ビー玉 霞む 青

最後まで言えなかったけど 今頃 大粒の 痛い雨
少女にとってひと夏の恋

彼が 背中が 小さくなる

ちょっと待ってよ 止めたら許せますか?
泣けば泣くほど惨めですね 罪な女の 最後です
噂が届きました それを花火で燃やしました
忘れることが 罰だから


6.土曜日の女

作詞:マオ
作曲:御恵明希

人影もまばらな喫茶店 いつもの目立たない席
君が帰った後飲み干す 珈琲 ほろ苦い味

月曜 枕を濡らす

火曜 受話器見つめる

水曜 君が足りない

木曜 「 」

金曜が終われば週に一度だけの

ヘッドライトの明かりが綺麗 環状八号線辺りで
交わしたくちづけが 今も 私を離さない
きっと私の恋は盲目 君にとっては只の火遊び
日曜日の女には 到底 成れない


7.必要悪

作詞:マオ
作曲:御恵明希

私は哀れな魚です

沈んで 沈んで 沈んだ
最後の一言いいですか?
あなたを あなたを
許せない

私の中 覚醒 必要悪
震えが止まらないのです
嬉しいのです
追い込むことで満たす
自慰的行為
この手で振り下ろせば
絶頂へと

呼吸を忘れた魚です

溺れて 溺れて 浮かんだ
最後の我がまま
いいですか?
あなたも あなたも
道連れ

私の中 覚醒 必要悪
笑いが止まらないのです
悲しいのです
追い込むことで満たす
自慰的行為
この手で振り下ろせば
絶頂へと

私の中 覚醒 必要悪
涙が止まらないのです
追い込むことで満たす
自慰的行為
この手で振り下ろせば
絶頂へと


8.赤紙シャッフォー

作詞:マオ
作曲:御恵明希

公衆面前恥さらしがそげんこと言わんでよかばい
ダラダラとダラダラと犬も食わんような喧嘩止めんね
日本国は遠の昔に 止めたんじゃ なかったんね?
落とされて 落とされて まだ懲りんと?

米かぶれ振りかざした 正義 正義 正義
赤紙は無くなれど 巡る 巡る 巡る

先生 我が国の行く末を 我問う 只、 無力
欲しがりません勝まではの時代に 戻したいのですか?


9.妄想日記

作詞:マオ
作曲:しんぢ

運命的な出会いを果たした 二人を結ぶ赤い糸
日記帳を開いてまた 今日も 明日も いつもつづります
まとわり達には優しい笑顔 そういうとこが憎めない
人気者のあなただから 少しぐらいはしかたないわね

一人きりの部屋 二つ並ぶ写真 三日後に会えるの
待ち焦がれては 待ち焦がれては 今日も眠れない

手紙に添えた電話番号 かけてくれると信じてるわ
あなたはシャイな人だから きっと勇気がないのね
そんなに見つめないで 周りに気づかれちゃうわ
あなたと 私は 秘密の関係

焼きもち焼きな私を許して あなたのゴミを漁ります
他にも女がいるのね 私だけを見ていて欲しいの

浮気はよくないわ 約束したじゃない 朝まで止まない
無言電話で 無言電話で 今日も寝かせない

手紙に添えた電話番号 かけてくれると信じているわ
あなたはシャイな人だから きっと勇気がないのね
そんなに見つめないで 周りに気づかれちゃうわ
あなたと 私は 秘密の関係

一人きりの部屋 二つ並ぶ写真 三日後に会えるの
待ち焦がれては 待ち焦がれては 今日も眠れない

手紙に添えた電話番号 かけてくれると信じてるわ
あなたはシャイな人だから きっと勇気がないのね
そんなに見つめないで 周りに気づかれちゃうわ
あなたと 私は 秘密の関係

声も 身体も 指も 髪も 寝顔も 心さえも全部
一つ残らず愛してるの 私だけの物だわ
人は妄想だとか言って 私をバカにするでしょう
あなたは 私の 顔も知らないの


10.お別れの唄

作詞:マオ
作曲:しんぢ

揺れる汽車の中 流れる景色に 涙ぐみうつむく私
ハンカチーフだけ そっと差し出した 君の優しさが好きでした
君への未練とアパートの鍵は 置いて部屋を後にしました
次の駅までは あと少しだけど それまで甘えていいですか?

「いつか何処かで また会いましょう。」 ポツリとこぼす細い声は
汽車の音に掻き消されて 終わった

※お別れの季節に咲いた花 弱くて儚い花
さようなら さよなら 愛した人
ありがとう ありがと 恋心※

あれから幾つの 月日を重ねて 東京は私を変えた
強い女にも 弱い女にも 成れるこの街に染まりました

レコードの針を落としてみる 流れてきた お別れの唄
枯れ果てたと思ってた 涙 こぼれた

(※くり返し)

「いつか何処かで また会いましょう。」 ポツリとこぼす細い声は
汽車の音に掻き消されて 終わった

お別れの季節に咲いた花 弱くて儚い花
さようなら さよなら 愛した人
ありがとう ありがと

(※くり返し)


11.空の便箋、空への手紙

作詞:マオ
作曲:しんぢ

読みかけの本からこぼれた 古ぼけた一枚の手紙
宛先と切手を添えるだけの 受け取り手のない 可哀想な手紙

「元気ですか?」
「変わりないですか?」
「そちらには少し慣れましたか?」
「出会いから丸一年ですね。」
「慣れない手紙は少し照れますね。」

その先が読めないの 滲んで読めないの
色褪せるのが怖くて 筆を走らせる
バカな私を見て あなた笑うかしら?
それとも一緒に泣いてくれるかしら?

あの日あなたを奪った アスファルト
菊の花束 謹んで添えた手紙

さよならも言わないで 消えてったずるい人
残された私 壊れた映写機みたい
我がままで 強がりで でも優しくて 繊細な
あなたを忘れない 映し続ける